【エンパワ日記】笑顔への旅路

ぎりちゃんは、理学療法士を目指しています。
小柄で、真面目で、努力家で、運動が大好きで、歌を歌うのが大好きで、ちょっと意地っ張り。
初めて会った時から、彼女の夢は、夢というより「目標」としてはっきりしていました。
 
写真1
 
3月下旬。
初めてのチーム活動として臨んだ一泊二日の合宿。
 
ルンジャーも、エンパワメンバーも、自分の内面に向き合い、少しずつ本音を吐き出して、
チームとして一つになっていく。
 
チーム東京ブルーは、不思議なほどコミュニケーションがスムーズで、
それはエンパワメンバーに対するぎりちゃんの気遣いに支えられていました。
 
彼女は、本当の自分を抑えているのではないか?
 
不安を感じたエンパワメンバー3人は、ぎりちゃんが安心して本音を話せるよう、

自分たちも自己開示し、休憩時間は一緒に身体を動かし、少しずつ心を近づけていきました。

 
 
合宿の山場、まとまっていない段階でのいきなりのラフスピーチ。
 
トップバッターを任されたぎりちゃんは、自分の想いを語りました。
 
口から出てきたのは、苦しかったこと、乗り越えてきたこと、そこから気づいたこと、
そして、これまで出会ってきたたくさんの人たちの名前と、感謝の言葉。
 
そこでわかりました。
 
彼女は、カナエールに参加するずっと前から、
自分に向き合い、いろんな人と触れ合いぶつかり合い、
自分が何者なのか、
どこに向かって歩いていくのか、
深く深く考えて生きてきたのだと。
 
写真2
 
ゴールデンウィーク最終日。
チーム4人で、公園を歩きました。
ぎりちゃんがいつも走っている湖のほとり。
無心で走っているその時間に、彼女はどれだけ多くのことを受け入れ、
その小柄な身体でどれだけ全力で生きてきたのだろう。
 
彼女が見てきた風景を一緒に歩くことができて、
彼女の心に少しだけ触れることができた気がしました。
 
写真3
 
スピーチコンテスト本番に向けて、チーム東京ブルーは今、
ぎりちゃんがこれまでお世話になった人たちに会いに行っています。
 
毎日の生活を見てくれた施設の職員さんたち。
バレーボールの楽しさを教えてくれた中学時代の顧問の先生。
一年間にわたってリハビリを担当してくれた理学療法士の先生たち。
前に進む勇気と覚悟を呼び起こしてくれた高校の先生。
 
カナエールの120日間は、
過去を追体験し、乗り越えてきた自分の気持ちを確かめる旅、なのかもしれません。
 
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その旅の終着点にして、新しい旅路のスタート地点。
6/25、四谷区民ホールの壇上で、彼女はどんな言葉を発するのだろう。
 
きっと、素晴らしいスピーチになるでしょう。
僕は、何も心配していません。
 
ただ一つだけ、心配なこと。
そのスピーチを、僕は最後まで顔を上げて聴いてあげることができないかもしれない。
 
願わくば、壇上から降りるまで、どれだけ心が揺さぶられても、
彼女がスピーチする姿を、この目に確かに焼き付けられますように。
(やまちゃん:東京ブルー)
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“ぎりちゃん”の出場する夢スピーチコンテスト(東京)は6月25日開催! お陰様で残席わずかとなりました。チケットは下記サイトからご購入いただけます。お急ぎください!
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横浜会場 6月18日(土)神奈川公会堂(神奈川県横浜市)
http://canayell2016y.peatix.com
【完売間近!】東京会場 6月25日(土)四谷区民ホール(東京都新宿区)
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福岡会場 7月3日(日)黒崎ひびしんホール(福岡県北九州市)
http://eventon.jp/3305/