「今」を伝えるスピーチ -奈良橋陽子さん、小雪さんとのワークショップ

カナエルンジャーたちにとって、とても貴重な出会いがありました。
キャスティングディレクターで演出家の奈良橋陽子さんと、女優の小雪さんとの出会いです。
カナエール2016シルバースポンサーでもあるブルガリ ジャパン株式会社様の取り組み(※)の一環として、お二人をお招きして、「表現」についての特別ワークショップを実施していただきました。
※今もっとも輝く女性たちとその取り組みを讃えて支援する「BVLGARI AVRORA AWARDS(ブルガリ アウローラ アワード)」
<カナエルンジャーのスピーチ:1回目>
ワークショップは、参加した16名のカナエルンジャーの「夢」に関するスピーチから始まりました。
たたでさえ、人前でスピーチをするのは緊張するものですが、奈良橋さんと小雪さんを目の前にして、さらに緊張の面持ちのカナエルンジャーたち。
そんなカナエルンジャーたちのスピーチに対して、まず、お二人が口にされたのは、スピーチの内容に関する称賛と、彼らの「今」を受け入れて、肯定してくださる言葉。そして、的確で具体的なアドバイス。
お二人からの愛情あふれる言葉に、カナエルンジャーたちは緊張の表情から一気に笑顔に!その場の雰囲気もとても和やかになりました。
◆奈良橋さん
「多くの人にアイコンタクトをしながらスピーチをするといいですよ。そうすると聞いている人からエネルギーをもらえます」
「人にどう見られるか、どう判断されるかではなく、その職業をどんなに大事に思っているかを伝えることが夢の実現につながります」
◆小雪さん
「緊張すると話すのが早くなってしまいがちですが、その早さは仇になります。伝えたいポイントこそゆっくり話すといいですよ」
「大変でも、頑張ったことは人生の柱になります。頑張ったからこそ見えてくるものがあります。辛いと思った時は、最初にどうしてそれをやりたいと思ったのかを思い起こすと道が開けてきます」

一人ひとりに丁寧にアドバイスをしてくださる奈良橋さんと小雪さん

一人ひとりに丁寧にアドバイスをしてくださる奈良橋さんと小雪さん


 
<各チームでのブラッシュアップ>
奈良橋さん、小雪さんからのアドバイスを受け、2回目のスピーチに向けて、各チームでスピーチの内容を練り直します。お二人も床に座っているカナエルンジャーと同じ目線になるよう腰をおとして、熱心にアドバイスをしてくださいました。
カナエルンジャーのスピーチ:2回目>
奈良橋さん、小雪さんからのアドバイスを受けて、いよいよ2回目のスピーチです。
ブラッシュアップの時間は15分ほどだったにもかかわらず、1回目のスピーチと比べて驚くほどの変化がありました。表情が明るくなり、目線は原稿でなく、聞いている人とアイコンタクトができるようになりました。
声は大きく出るようになり、原稿をただ「読む」のではなく、自分たちの言葉で語っていました。
原稿を全く見ずにスピーチをしたカナエルンジャーもいました。
スピーチ中に感極まって涙を浮かべるカナエルンジャーもいました。
何よりも、どのスピーチも「伝えたい」という気持ちが前へ前へ出ていたのが印象的でした。
1回目と比べものにならないくらい堂々としたスピーチでした

1回目と比べものにならないくらい堂々としたスピーチでした


奈良橋さんと小雪さんも真剣に聞き入ってくださいました

奈良橋さんと小雪さんも真剣に聞き入ってくださいました



<奈良橋さんと小雪さんからのメッセージ>

最後にお二人からカナエルンジャーにメッセージをいただきました。
◆奈良橋さん
「人は一瞬一瞬を生きています。その瞬間に感じたことをそのまま表現してください。あなたたちのスピーチは素晴らしいです。自信を持って、たくさんの気持ちを伝えてください」
◆小雪さん
「本番は予想以上に緊張して、スピーチの内容を忘れてしまうこともあるかもしれません。そんな時は、その時に思っていることを伝えてください。そのようなスピーチは観客に必ず伝わるし、感動を与えることができます。『今』を楽しんでください」
大切な言葉をたくさんいただきました

大切な言葉をたくさんいただきました


3時間という限られた時間でしたが、お二人から教わったのは、「表現」だけにとどまらない、「人としての在り方・生きる姿勢」とも言えるものでした。
スピーチコンテストまであと約1か月。
これからもカナエルンジャーたちのスピーチはどんどん進化していきます。
そんな彼らの「今」をぜひ見に来てください。