卒業までのスタートライン

カナエール実行委員のデイブです。
今日はカナエール2017のボランティア研修に参加してきました。
今年もいよいよ始まったというワクワク感でいっぱいです!
自分は、2014年に初めてエンパワメンバーとして参加し、その後は実行委員として運営に関わり続けて、今年で4年目になります。
当時担当したカナエルンジャーは「さゆりん」という女の子で、彼女がステージで語った夢は歯科衛生士になること。施設で育った彼女は、家族思いなのに家族と暮らせない、そんな切ない気持ちも夢と共に語ってくれました。大好きなおじいちゃんとのエピソードは今思い出しても涙が出そうになります。
当時の事を振り返りながら今日研修に参加していると、ちょうど、一緒のエンパワチームだった「ゆきっち」から写真が送られてきました。さゆりんの歯科衛生士の国家試験が3月に迫る中、彼女の合格祈願に湯島天神まで出かけて、エンパワ3人分の思いを込めて、絵馬を書いて奉納してくれたとのことでした。
これから始まるカナエール2017のスタートラインのこの場でこの写真を見て、なんというか、心が震えるというか、引き締まるというか、少し目が潤みました。
さゆりんは、これから夢を叶えるために試験に向かっていきます。勉強が大変だと言いながら、それでも3年間、必死に頑張ってきたので、きっと大丈夫と信じています。
そして今、これからカナエルンジャーと出会う大人たちへ、ぜひ最後までカナエルンジャーのことを見届けてほしい。そんな思いを胸に、自分もみんなと一緒に、120日間を駆け抜けていきたいと思います。