【エンパワ日記】自己本位になる勇気
「君は誰に『今までよく頑張ったね』と言ってもらいたい?」
こんにちは、東京イエローマネージャーのさくらいです。
東京イエローは保育士を目指すカナエルンジャー(ちゃんゆう)
今回はそんなチームでのカナエール活動を通して考えたことを書き
ちゃんゆうはお菓子が大好きな女の子。
チームで集合した直後から「お腹すいた~」とこぼし、
コロコロと表情や仕草が変わる様子を見ているだけで自然と笑みが
そんなちゃんゆうも、やる時はちゃんとやります。
先日、著名な演出家の奈良橋さんに来ていただきスピーチの表現面を指導してもらえる表現ワークシ
合宿のプレプレスピーチ以来、
ちゃんゆうは緊張しながらも一生懸命にスピーチをしました。
そのスピーチを聴き終えて、
「もっとゆっくりでいいから、
この要望にちゃんゆうは「そんなこと言われたって、
その声が演出家の方に聴こえないかヒヤヒヤしたのを覚えています。
他の子のスピーチがしている最中も「早く練習がしたい~」
いざ練習時間になるとすぐに練習をするかと思いきや真っ先にお菓
それでもたった30分程度しかない時間を目いっぱい使ってなるべ
その時の表情は喜怒哀楽の変化が激しい普段の様子とは一転して、
短い練習後の2回目のスピーチ。
今度は所々で原稿を見ながらも1回目より格段に正面を向いて喋れ
「すごいじゃない!すごく良くなったわっ!」
ちゃんゆうに限らず他のカナエルンジャーの子も含めて、
このワークショップでは演出家の方が繰り返しこんなことをカナエ
「素晴らしい!」
「自信を持って。あなたの言葉を伝えて」
「あなたたちは本当に凄いことをやっている。
表現の技法というよりかは、
それを感情豊かに熱く伝えてくれる演出家の方の話を聴くだけで、
よく「社会的養護の中で育った子どもは自己肯定感が低い」
確かに複雑な家庭環境で育つ中で自分の存在価値を見出すのは容易
ですが、それは社会的養護の子に限った話ではないと思いますし、
この日記の冒頭に記載した文章は自分が学生時代の時に心理資格も
当時の自分はとある実行委員会の委員長を務めており、
自分は特に社会的養護の経験は無いのですが、
そして他人のことを頑張ることで、
誰かに優しくすることと、
人に優しくすることはある意味で簡単なんです。
自分の感情とは別に外部からやってくるので、
それは一種の思考の停止と言えるかもしれません。
自分を殺して、他人から喜ばれることを行う。
だったら自分よりも他人を優先しようと考えてしまうのです。ですが、自分のこととなるとそう単純ではありません。
自分のやりたいことや将来や感情などと正面から向き合うのは肉体
しかも自分がやることで周りからどう見られ思われるか不安なんで
だからいつも避けているうちに、
なので栄養士さんに冒頭の質問をされた時は本当に困惑しました。
「頑張っている自分」
「あなた自身はどう思うの?」
カナエールで出会う人々は皆が「相手を肯定してくれる人」
エンパワメンバーや実行委員会や事務局の方々、
皆がカナエルンジャーの夢のために協力してくれて、「
そしてカナエルンジャー自身を中心にした話を聴いてくれて、
それはすごく素敵なことだなと思えます。
カナエルンジャーの皆にとって、この120日間で自分のことに徹
そしてそのことをスピーチとして大勢の人の前で喋ることは、
だけどそれを支えてくれる人がいます。
安心して自分の想ったこと、
120日間で人生が変わる、
なんてそんなおこがましいことは言えませんが
「あ、自分を認めてくれる大人が沢山いるんだな」
自分の感情に正直に生きる「自己本位になる勇気」を持ってくれる
そうなってくれればエンパワとしてはすごく嬉しいなと感じます。
ちゃんゆうにとって『よく頑張ったね』
エンパワ全員でサポートしていきたいと思います。
是非そんなちゃんゆうのスピーチを聴きに皆さんも会場に来てくだ
スピーチをする側も聴く側も、
(東京イエロー:さくらい)