【歴代カナエルンジャーは語る】さち

カナエール 2016は、もう始動しています。2016年も、東京、横浜、福岡でカナエールスピーチコンテストを開催します。

2012年に、カナエルンジャー レッドとして参加した「さち」が、カナエールを振り返ります。

昼間は保育園で先生として働き、夜は保育の専門学校に通いながら、保育士を目指していたさち。実践と勉強の毎日の中、カナエールに参加して、大観衆の前で、「どんなに大変でも、どんなに辛くても、あきらめないで、笑顔で、夢をかなえることを誓います!」と立派にスピーチをしました。

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■カナエールに参加して良かったこと

こんなに本気で気にかけてくれる大人がいっぱいいるんだなあと思いました。
スピーチ原稿を書くために、「なんで保育士になりたいの?」「保育士になってどのように子どもと接していきたいの?」など今まで考えていなかったようなことを深く掘り下げて考えました。でも答えが出なくて、もういいや、止めたい!って言ったりしたけど、エンパワーさんたちは諦めないで励ましたり、意見を言ってくれて、何でこんなに支えてくれるのって少しプレッシャーも有ったけど、気にかけてもらって、支えてもらっていると感じたから、いっぱい頑張ろうと思って、スピーチの原稿も書けたし、スピーチもできたことが本当に良かった。
スピーチの後も、卒業までの3年間、サポートしてもらえてると感じて、頑張って来られました。

写真2

 ■奨学金について

毎月、奨学金がもらえることは、カナエールで頑張ったこと、支えてくれる大人たちが沢山いることを思い出し、学業を続ける意欲になりました。

そして、今年の3月に学校を卒業して、保育士になるという夢をかなえることができました。

4月から、保育園で保育士として働き始めています。

写真3

 
カナエールに参加したことで、自分の夢の原点を掘り下げ、揺るぎない目標に向けて頑張ったさち。スピーチで誓った通りに、笑顔が素敵な保育士になって毎日頑張っています。


2016年のカナエールでは、60名のサポートボランティアを募集しています。
カナエルンジャーを支えて、スピーチコンテストまで一緒に頑張る方の参加をお待ちしています!
サポートボランティアの説明会に来て、ボランティア登録をしてください。詳しくは、ボランティア募集ページをご覧ください。
http://www.canayell.jp/support/empowerment/

【メディア掲載・アーカイブ映像あり】テレビ東京系列“NEWSアンサー"で特集されました!

昨日放送のテレビ東京系列“NEWSアンサー”でカナエールが特集されました!
番組公式サイトにて、アーカイブ映像をご覧いただけます。
進学の夢を叶えた先輩たちの姿が、これから施設を巣立つ子供たちにとってのロールモデルになる。そんな希望の連鎖を生み出したい。カナエールの取り組みを詳しくご紹介いただきました。
貧困も虐待も越え・・・僕が開く未来
児童養護施設で育った若者たち。
進学の夢を描いても
資金面などから諦めざるを得ない人が多い。
子供たちの「進学したい」を叶えるための
取り組みを取材
(番組公式サイトより)
【「貧困」「虐待」それでも… 未来をあきらめない!】
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_103531/
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【“NEWSアンサー”をご覧いただいた方へ】
HPにアクセスくださり、誠にありがとうございます。
NPO法人ブリッジフォースマイルが運営する、奨学金支援プログラム「カナエール」は、児童養護施設から進学を目指す若者を応援するため、2011年より活動しております。
カナエルンジャー(奨学生)は東京・横浜・福岡の3拠点で毎年25名ほど募集しており、今年はいままでになく、多数の応募をいただいております。
なかなか可視化されない、児童養護施設の子ども達の困難な状況。
応援する側、される側、双方の”顔がみえる支援”をテーマにはじめた小さな活動ですが、多くの方に支えられ、これまでに卒業生を12名おくることができています。そして今回、皆様のおかげで、テレビに取り上げていただける事になりました。より多くの方に知っていただける機会に恵まれ、一同心より感謝しております。
卒業までの継続的な奨学金支援(給付型)を特徴としておりますので、現在も40名以上の進学中の施設退所者に奨学金を給付中です。
どうぞこの放送を機に、日本の子どもの現状と、カナエールの取り組みについて、少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。
2015.12.25 カナエール実行委員会一同
【奨学金継続サポートのお願い】
カナエルンジャーに継続して奨学金を届けるため、一口2,000円の継続サポーターをあと150名ほど必要としております。応援どうぞ、よろしくお願いします。※スマートフォンからでもお手続きいただけます。
http://www.canayell.jp/support/donate/
【カナエール夢スピーチコンテスト2016、ボランティア募集中!】
児童養護施設や里親家庭から進学を志す若者たちを応援するスピーチコンテストを、2016年も東京・横浜・福岡で開催します。
コンテストまでの120日間、若者たちとチームを組み、原稿作りやスピーチトレーニングをサポートするボランティアを募集しています。
説明会を下記日程で開催いたします。昨年度のボランティア経験者も参加しますので、活動についての感想なども直接ご質問いただけます。たくさんの方のご参加をお待ちしています。
2016年1月7日(木)19時~21時  東京大手町
2016年1月10日(日)13時~15時 東京大手町
2016年1月13日(水)19時~21時  横浜
2016年1月16日(土)11時~13時  東京大手町
2016年1月17日(日)11時~13時  横浜
詳しくはボランティア募集ページをご覧ください。
http://www.canayell.jp/support/empowerment/

簡単に夢なんて語れない、児童養護施設退所者の進学格差、希望格差とは?

カナエールが支援する児童養護施設から進学を目指す若者たち。彼らはその育った環境ゆえに、進学における格差だけでなく、持てるキャリア観が限られるという希望の格差も抱えています。彼らの抱えるハンディキャップにフォーカスしたコラムをご紹介します。
このエントリーはなんとなく「生きづらい」ひとたちの、なかなか「知らない」リアルを切り取るWEBマガジン、Plus-handicap(プラスハンディキャップ)の2014年6月19日付の記事を、サイトの承諾を得て引用しています。引用元の記事はこちら


「夢を持とう!」や「人生でやりたいことって何?」と若者に対して質問を投げかける大人は、いつの時代にもいます。ポジティブな内容の質問ですし、悪い質問でもありません。ただ、先進国であり、世界有数の経済大国である日本でも、経済的な背景から夢なんて持てないという若者がいることも事実です。18歳で高校を卒業すると同時に、児童養護施設を出て行かなければならなくなる若者はその中に含まれます。
 
大学進学率20%、大学中退率30%という事実
児童養護施設退所者の大学進学率は全国平均75%に対して、20%。進学した大学での中退率は全国平均の3倍にあたる30%という数値が出ています。大学に進学しにくく、中退しやすいのが児童養護施設出身の若者たちです。
児童養護施設には親を頼れない子どもたちが約3万人生活していますが、彼/彼女らは18歳で高校卒業と同時に施設を退所することになります。親を頼れないということは、自分の力で生活しなければならないということ。例えば、大学に行くということになれば、衣食住に関わる自分の生活費はもちろん、学費もすべて自分自身が負担しなければならなくなります。施設で生活していることで、18歳から先の自分の人生がどのような状態に陥りやすいか分かっているぶん、進学という選択をとらない子どもが多いのです。
自力で学費を稼いでいたり、家にお金を入れている学生もいるとは思いますが、親元で育つ多くの子どもたちは、家族からの経済的な援助を受けながら学生生活を送ります。また、親元を離れて一人暮らしをしている学生もいますが、実家という帰る場所があります。経済的援助、そして帰る場所があるという2つの事実は、施設退所者の学生にはありません。お金と家族の温もりが、そもそも不足しているなか、学校に通い続けるのはなかなか難しいものがあります。また、周囲の学生が友達と遊んでいたり、楽しい時間を過ごしている裏で、学費と生活費を稼ぐためにアルバイトに勤しまなくてはいけないという状況は、身体的・精神的な疲弊を生み出します。中退が多いという事実も納得できるものです。
「夢があるんだったら苦しくても学生生活をやりきれよ」と言いたくなる部分もあるかもしれませんが、もし自分が同じ状況にあったとしたら、その言葉を前向きに受け取ることは難しいなと感じます。
 
幼い頃の生活環境が生み出す、学習環境へのハンディキャップ
児童養護施設へ入所するということは、多くの場合、家庭環境に何らかの問題が発生したことが原因です。古くは孤児院と言われたように、両親との死別が原因の上位でしたが、今は虐待や育児放棄といったものが主たる原因です。
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NPO法人 ブリッジフォースマイル調べ
家庭が落ち着ける環境ではないことが原因で、家庭内で宿題や勉強をする時間がない、勉強を教えてもらえない、学校に行かせてもらえないという様々な問題が発生します。家庭環境に問題がある状態で塾に行くことなんてほぼ不可能。結果として、学校の勉強の進度に追いつくことができなくなることがあります。また、児童相談所に、一時預けられたりすると、学校に通うことができなくなってしまうこともあり、施設に入所する以前に、学習環境に対するハンディキャップを大きく背負ってしまいます。
施設へ入所するとなれば、通っていた学校から転校する可能性が比較的高くなります。ただでさえ心の傷を抱えながら、学校の勉強の進度にも追いついていない状況で、一から友人関係を築いていくとなれば、たくさんの壁が待ち受けているのは言うまでもありません。家庭環境へのコンプレックスを抱え、自分が施設から通学していることを簡単には打ち明けられないことも加味すると、新しい学校で、安心して授業に臨めるようになるまでの時間も短くはないでしょう。
学習環境のハンディキャップが小学校の低学年のような比較的早い時期に発生すればするほど、授業についていけなくなる可能性が高まります。今の日本では、出遅れてしまうと挽回が利きにくく、また、先述の通り、経済的援助も見込めない状況であれば、塾や予備校にも通いにくいため、社会に出る以前の学生生活の時点で人生の選択肢が限られてしまいます。
 
児童養護施設という特殊な環境が生み出す、キャリア観へのハンディキャップ
児童養護施設は、子どもたちを守るという側面があります。入所している子どもたちの生活を守ることはもちろんですが、家庭環境に問題があった子どもたちが多いぶん、元の家族から子どもたちを守ることや、社会の偏見、周囲の目線などから守ることも役割として発生します。つまり、望む望まないに関わらず、閉鎖的にならざるを得ないのです。
親元で暮らす子どもであれば、塾に通う、習い事に通う、友達と遊ぶといったことは、当たり前なことかもしれませんが、様々な理由・背景を抱える子どもたちにとっては経験できないこと。小さい頃の経験の数がその後のキャリア観(自分自身がどのようなキャリアを描いていくか展望すること)を左右すると思えば、これは大きなハンディキャップになります。
施設で生活する子どもたちが普段見る大人は、施設の先生か学校の先生です。施設の子どもたち全体の面倒を見る、クラスの子どもたちを平等に見るという前提をもつ彼らは、1人の子どものためだけに時間を割くことが難しい仕事です。自分1人のために時間を無条件に作ってもらいやすい親という存在がなく、子どもたちの身近にいる大人がなかなか自分のためだけに時間を取ってもらえなければ、将来について相談できる時間は少なくなります。
また、施設の先生や学校の先生というのはスペシャリスト職であり、資格をとるための大学や専門学校が出身校となるため、先生の周りにいる大人もまた、同業者が多いという状況も発生します。結果として、多様な職業に触れる機会もまた、少なくなってしまう可能性があることは否めません。
児童養護施設は大前提として子どもが18歳を迎え、社会に出て行くまでの生活を支え、子どもたちを守るための施設です。キャリアを考えさせる一端まで担わせるというのは、あまりにも酷な話です。閉鎖的であることは仕方がない分、うまく外部と連携していくことで、施設を去っていく子どもたちの未来の選択肢を増やすことが大切なのではないかと感じます。
 
児童養護施設退所者の「資金」と「意欲」を支えるプログラム「カナエール」
高校卒業後の進学一つとっても大変であるという進学格差が存在し、多種多様な自分の夢を描き、実現させていくことには多くのハードルがあるという希望格差まで存在している児童養護施設出身の若者たち。そんな彼/彼女らの自立支援を行うNPO法人ブリッジフォースマイルの取り組みのひとつに、親を頼れない若者の進学の夢を叶えるスピーチコンテスト「カナエール」があります。
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カナエールは児童養護施設退所者が自らの夢を語ることで奨学金を獲得するスピーチコンテスト。2011年にスタートし、今年で4回目。過去3回は東京のみの開催でしたが、今年は横浜・福岡を加えた3箇所で開催されます。スピーチでは単に夢を語るだけではなく、夢を描いた背景と自分の過去との関係性が語られることもあり、夢を聞いて感動する、気持ちが震えるという以上に、今の自分たち自身の心と姿勢を考えさせられるような時間になります。コンテストの参加費がそのまま奨学金に充てられるため、参加者が多ければ多いほど、児童養護施設にいる子どもたちが自分の夢へ挑戦する機会を得ることができます。
まだまだ知られていない日本の若者の貧困、そしてそれがもたらす進学格差・希望格差の問題。
現在、2016年に開催されるカナエール 夢スピーチコンテストに挑戦する、彼ら彼女らをチームサポートしてくださるエンパワ(サポート・ボランティア)を募集中です。東京と横浜の会場にて、年明け説明登録会が参加されますので、「自分にも何かできることがあるのではないか」と思った方、是非ご参加ください。「これから」に挑戦する若者の良き伴走者であるような、大人たちとの出会いが毎年生まれ、そんなチームの姿を見て聞いて、今年また新たな若者たちが夢に向かってスピーチします。
できるかも。
カナエール 2016 夢スピーチコンテスト、若者を支える関わってみませんか。
2016年1月7日(木)19時~21時  パソナグループ本社(エンパワ説明会)
2016年1月10日(日)13時~15時 パソナグループ本社(登録会・エンパワ説明会)
2016年1月13日(水)19時~21時  よこはまPortFor(エンパワ説明会)
2016年1月16日(土)11時~13時  パソナグループ本社(エンパワ説明会)
2016年1月17日(日)11時~13時  よこはまPortFor(エンパワ説明会)
エンパワ(サポート・ボランティア)募集

クリスマスパーティを開催しました!

カナエールでは、スピーチコンテスト終了後、毎月の奨学金給付という資金面での支援と合わせて、スピーチコンテストを終了した奨学生(カナエルンジャー)を見守り支える意欲面でのサポートを行っています。毎年12月に開催しているクリスマスパーティーも、カナエルンジャーとエンパワメンバー(カナエルンジャーをサポートする社会人ボランティア)が一緒に楽しむとともに、カナエルンジャーを見守る活動の一環でもあります。今年は12月6日(日)に開催されました。
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クリスマスパーティーは、エンパワメンバーが中心になって企画・運営しています。パーティーの企画メンバーは、1か月前からこの日のために準備を進めてきました。買い出しや飾りつけ、受付、ケータリング、プレゼントのラッピングなどなど、最後の準備にも熱が入ります。
 
そしていよいよ主役のカナエルンジャーが会場に到着。カナエルンジャー25名、エンパワ―メンバーが集まりました。カナエルンジャーのマルユウ(2015横浜レッド)とエンパワメンバーのみっちー(2015東京ホワイト)の司会でパーティーが始まりました!久しぶりに会ったカナエルンジャーとエンパワメンバー達、料理やお菓子を楽しみながら話に花が咲きます。学校の授業、就職活動、試験、実習、バイト、友達のこと・・・、話はつきません。
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一区切りついたところで、みんなで楽しむゲームタイム開始!カナエルンジャーとエンパワメンバーが、それぞれ4チームずつに分かれて競います。
ゲームはいわゆる「マジカルインスピレーション」で、ある問題の答えを、推理力を働かせてチームの他のメンバーと合うようにするクイズです。チーム内で同じ回答が2人だと20点、3人だと30点・・・、全員だとボーナスポイント100点!エンパワメンバーも大人気なく熱くなり、カナエルンジャー達も何とか勝とうと大騒ぎ。
おもしろ回答も続出で、
「く」から始まる大きなもの→「空港」(確かに大きい。)
「い」から始まる歴史上の人物→「イエス・キリスト」(なかなかない答えかと。)
「な」から始まる動物園にいる動物→「ナウマンゾウ」(古代生物です。)
「か」から始まるコンビニで売っているもの→「カルピス」(売ってるかなー?)
「な」から始まる都道府県→「名古屋」(都道府県じゃないし。)
などなどなど。みんなで大笑いして盛り上がりました。優勝はカナエルンジャーの「れっちー」チームでした!
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次はお楽しみのプレゼントタイム!ゲームで上位のカナエルンジャーチームから順番に、プレゼントをゲットしました。プレゼントは、エンパワメンバーが各自で準備したものや、協賛企業からご提供いただいたものなどなどです。そしてみんなにプレゼントが行き渡った後、余ったものはカナエルンジャーみんなでじゃんけんによる争奪戦。みんな真剣です!
 
そして最後にサプライズで巨大なクリスマスケーキが登場!クリスマス気分を盛り上げました。
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〆に恒例の写真撮影を行い解散・・・のはずでしたが、久しぶりに顔を合わせたカナエルンジャーとエンパワメンバー達が、そうあっさり解散するはずもなく。みんなで片付けをしながら、そして片付けが終わった後も、話はつきません。「あと3分で撤収でーす」の声がかかるまで、お互いの近況報告は続いたのでした。
 
<編集後記>
カナエルンジャー達も楽しそうで、盛り上がったパーティーでした。学校や就職活動・友人関係などで悩みや不安がある子も、ひとときでも忘れて楽しんでくれればと思います。ゲームでは、カナエルンジャーだけでなく、エンパワメンバーも(私も含めて)熱くなっていて面白かったです(笑)。パーティーが終わってもなかなか帰らずに話し込んでいるカナエルンジャーとエンパワメンバー達の姿に、改めて絆の強さを感じました。
(2015横浜レッド エンパワメンバー はるはる)
 
【カナエール夢スピーチコンテスト2016、ボランティア募集中!】
2016年度のスピーチコンテストに出場するカナエルンジャーたちをサポートするエンパワメンバーを募集しています。
説明会を下記日程で開催いたします。たくさんの方のご参加をお待ちしています!
2016年1月7日(木)19時~21時  東京大手町
2016年1月10日(日)13時~15時 東京大手町
2016年1月13日(水)19時~21時  横浜
2016年1月16日(土)11時~13時  東京大手町
2016年1月17日(日)11時~13時  横浜
詳しくはエンパワメンバー募集ページをご覧ください。
http://www.canayell.jp/support/empowerment/

【テレ東 ニュースアンサーをご覧いただいた方へ】

HPにアクセスくださり、誠にありがとうございます。
NPO法人ブリッジフォースマイルが運営する、奨学金支援プログラム「カナエール」は、
児童養護施設から進学を目指す若者を応援するため、2011年より活動しております。
今夜のクローズアップ現代では、奨学生の1人がインタビューにて登場しました。
なかなか可視化されない、児童養護施設の子ども達の困難な状況。進学率は20%となっています。
私どもの活動は、卒業までの継続的な奨学金支援(給付型)を特徴としておりますので、現在も45名以上の進学中の施設退所者に奨学金を給付中です。
どうぞこの放送を機に、日本の子どもの現状に少しでもご興味いただけましたら幸いです。
2016.8.24 カナエール実行委員会一同
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▼カナエールからのお願い
◆カナエルンジャーに奨学金を届けるため、継続サポーターをあと50名ほど必要としております。
http://www.canayell.jp/support/donate/
◆2017年度、子どもに関わるボランティアに挑戦してみませんか!カナエルンジャーを支える社会人メンバーを募集しています。(募集開始は10月〜)
http://www.canayell.jp/support/empowerment/
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【テレ東にて放送されます】12月25日(金) 午後4:52~5:20

【本日、テレ東“NEWSアンサー”でカナエールが取り上げられます!】

テレビ東京系列の報道番組「NEWSアンサー」でカナエールを取り上げていただきます。
写真は、カナエルンジャー、くばくんの撮影の様子です。彼のインタビューがしっかり映る予定です!

<放送予定>

12月25日(金) 午後4:52~5:20

http://www.tv-tokyo.co.jp/newsanswer/

貧困も虐待も越え・・・僕が開く未来

児童養護施設で育った若者たち。
進学の夢を描いても資金面などから諦めざるを得ない人が多い。

子供たちの「進学したい」を叶えるための取り組みを取材

(番組公式サイトより)

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【歴代カナエルンジャーは語る】あおい

児童養護施設や里親家庭からの進学を志す若者たちのスピーチコンテスト。
2016年も東京・横浜・福岡で開催します!

コンテストまでの120日間、若者たちをサポートするボランティアを募集しています。
今回はカナエルンジャーとして2013年にスピーチコンテストに出場し、
最優秀賞を受賞した「あおい」について紹介します。
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—— 2013年のスピーチコンテストに出場した「あおい」が語った夢
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高校1年生のとき僕は大好きなサッカーを諦めました。
今でもサッカーを諦めたことは本当に悔しくて、後悔していて、忘れることができません。
児童養護施設で生活をしているからという環境を理由にして諦めたくない。
将来はこどもたちが夢を熱く語れるような環境をつくる仕事をしたいです。

 
小学生からサッカーが大好きだった「あおい」。
しかし、大学へ行く資金を貯めるためにはアルバイトをしなければならない。
「大学で勉強」をするために、本当に大好きだったサッカーを一度諦めました。
 
——あれから2年、大学生になった「あおい」に現在の学校生活について語ってもらいました。

(大学の)勉強は順調で、サッカーは今年からサッカー部のキャプテンになりました。
1年後に「やってよかったな」と思えるように、今はすごい頑張っています。

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勉強やアルバイトだけでも毎日忙しいのに、高校生で一度は諦めてしまった「サッカー」も
今ではキャプテンを務めるまで頑張っていると報告してくれました。
 
——今の「夢」についてよかったら教えてください。

将来の夢はスピーチをしたときから変わっていなくて、
児童養護施設を出た子供たちの支援をしたいなと思っています。
あともうひとつ。今本当に叶えたい夢は…
児童養護施設に今いる子供たちに見本というか…
自分が大学を卒業することで、「僕たちにも出来るんだぞ!」
というのを見せてあげたいです。

 
スピーチコンテストを経験して新たな目標を見つけ、毎日の学校生活を充実させている「あおい」でした。
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一緒に若者の夢を応援しませんか。
6年目を迎えるカナエール。今年も合計60名のボランティアを募集します!
児童養護施設や里親家庭など、社会的養護の下で育ち、大学・専門学校等への進学を志す若者たちが、来年6月開催のスピーチコンテストで進学の夢を語ります。 コンテストまでの120日間、若者たちとチームを組んで一緒にスピーチ原稿と紹介映像を作成するボランティアを募集します。 新しいことに挑戦したい方、チームで何かを作り上げるのが好きな方、ご参加をお待ちしています!
説明会への受付開始しました! くわしくはボランティア募集ページをご覧ください。
http://www.canayell.jp/support/empowerment/
 

カナエール2015で体験し感じたこと

2015年からはじめてカナエールのエンパワに参加した「ジャンボ」さんに体験記を執筆していただきました。
普段は世界を相手にグローバルに仕事をしているジャンボさん。
なぜ「カナエール」に参加したのか。また、カナエールを通じて感じたことについて語っていただきました。
 
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「自分に新しい価値観と人生観が生まれた。それは、自分の人生において久しぶりに感じる新しい感動体験だった。」
 
はじめにジャンボさんがカナエールに参加した理由について教えてください:
私は普通の会社員。人生50歳を過ぎ、私生活では子供達も大人なり、妻もライフワークを持ち、自分の会社人生も先が見える様になってきた。そんな中で、残りの自分の人生を考えた時、何か物足りなさを感じていた。そして、いろいろと考えた結果、何か今までの自分の経験や知識や人脈を活かせる活動をしたいと思う様になった。それで、インターネットや本を調べたり、友人と話している中で、社会貢献活動に興味が出てきた。
また、もともと学生時代は教師になりたいという思いもあったので、子供達とかかわれそうなB4Sに興味を持ち、代表の林恵子氏の著書「できるかも」を読んでさらにその活動内容に共感。最後にカナエールの説明会で会った事務局の人達にも非常に良い印象を持ったので、カナエールとSelf Leader Ship Program(以下SELP)への参加をその場で決めた。
後から考えると何かの縁があったとしか思えない。
 
次に、カナエールを通じて感じたことについてよろしければ教えて下さい:
カナエールの活動で自分の価値観と人生観を変えた3つの体験談を話します。
1つ目は、児童養護の現状に関して、今までの自分が何もしらなかったことを認識した体験。
2つ目は、ボランティア活動を通して子供達と接し、その間の子供達のすごい成長をじかに感じた体験。
3つ目は、ボランティア活動というものを実際にやってみて体験したこと。です。
 
では、1つ目の児童養護の現状に関して、今までの自分がなにも知らなかったことを認識した体験について。
この平和で恵まれた日本に、主な理由が親の虐待で児童養護施設に暮らしている子供達が、全国で約3万人もいる事を初めて知った。現行児童養護法ではその子供達への国からの支援が18歳で打ち切られ、進学や就職はもちろんのこと下手をすると普通の生活もかなり努力しないと難しい。実際に、B4Sのカナエールの活動中に、子供達とじかに接したり、児童養護施設を訪問し、その雰囲気や施設の先生方やほかの子供達と会ったりした出来事が、そういう一連の事に関して、今まで特に関心がなく、何も知らなかったということを自分に認識させ、それらの事に関心を持つ様になった。
 
次に2つ目の、ボランティア活動を通して、その間の子供達のすごい成長をじかに感じた体験について。
カナエールのゴールは、「夢スピーチ」である。それは、今まで大勢の人前でスピーチをしたことのない子供達が、初めて出会う3人の大人のボランティア達と、原稿を書きスピーチの練習をしていく過程そのものであった。また、自分の担当の子供だけでなく、何回かある合同練習でほかのチームの子供達と接して見ていて、その子供達の成長は驚きと感動の体験であった。
具体的には、初めはその大人達とどう話したらいいかわからない、原稿をどう書いてよいかわからない状態だった子供達が、いやいやながらも大人達に、煽てられたり、ちょっと注意されたり、褒められたりしながら、何度何度も原稿を書き直しスピーチの練習をしていくうちに、自然に子供達が自分からいろいろなアイデアが出てくるようになり、子供同士も連絡を取り励ましあいながら、楽しんで活動をするように変わっていった。そして、最後に大勢の観客の前でスピーチをした後の、子供達のすがすがしく自信に満ちた満足した顔つきは、120日前の子供達とは明らかに違っていた。「初めて出会った大人達に子供なりに気を使う社会経験。」「やるべきことをやり遂げた充実感。」「大勢にお前の人の前で自分の考えをしゃべる勇気。」 その体験が彼らの顔つきを内面から変えていったのだろう。
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【写真】本番直前のリハーサルに臨む「ジャンボ」さんと同じチームのエンパワたち
 
最後に、3つ目のボランティア活動というものを実際にやってみて体験したことについて。
NPOつまりボランティア活動は、全員が善意で参加している。「子供達にスピーチという成果物を達成させ、その後学校を卒業するまでの資金援助や精神的援助を行う。」というカナエールのミッションは、全員で共有出来ていると思うが、その方法。かかわり方の深さへの考え。アサーションなどのかかわり方のスキルの知識の有無。などには、個々でかなりの温度差があり、カナエールの活動中に関係者間に葛藤が生じることも有る。
まあ、それが普通であるとは思うが。でも、善意で参加しているメンバーに対しては上下関係があるわけでないので、お互い相手の気持ちになって妥協点を見つけることが必要になる。しかし、それは「言うは易し行うは難し。」である。つまり、いかに短い時間で関係者の価値観や考え方を理解するコミュニケーション力が大切か。ということを体験した。
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【写真】チームで掲げた目標「一致団結!」
このようなカナエールでの体験は、私自身も大きく成長させてくれた。カナエールはすごく魅力あるプログラムである。他の方々にもぜひ体験することを心からお勧めします。

【メディア掲載】Rhythmoon:未来へ紡ぐストーリー

しなやかに、自分らしく生きる女性を応援するプラットフォームサイト
Rhythmoon(リズムーン) 」にて、
ブリッジフォースマイルの広報担当の植村がインタビューを受けました。
『カナエール』についても触れています。ぜひご一読ください。